■監督 フランク・キャプラ ■原作 フィリップ・ヴァン・ドレン・スターン ■脚本 フランセス・グッドリッチ 、アルバート・ハケット 、フランク・キャプラ ■出演 ジェームズ・スチュワート / ドナ・リード (1946年/アメリカ) 夜空の天使たちがある男の自殺を止めようと話合いをする。その男の人生はいつも希望することがタイミング悪く打ち砕かれついに事業の経営危機に死のうとしているのだった。 夢を追うことも諦めて家業を継ぐことになったジョージ。父の代から私欲で懐を肥やす男だったり、事業を成功をさせ富を得る友人もいる。しかもそれは妻の元婚約者だったりもする。地位や大金を手にするでもなくいつまでもウダツがあがらない自分に辟易することもあるジョージだけど、ただ周りの人間を思いやれるその人柄や仕事ぶりは、いつも家族や友人に恵まれていた。幾度となく乗り切った経営も今回ばかりはどうすることもできなない。そこに現れたのが彼の守護神という翼をもたない2級の天使だった。ジェージを助けることが出来たら翼をもらえるという約束に天国から地上に降り立った。その天使に自分が生まれなかった世界をみせられ思いなおす。 ラスト、失くした大金の穴埋めに町中のひとたちが彼のために寄付をよこしにやってきた。賑やかなクリスマスの夜をみんなで向かえハッピーエンド。 まさにいい映画。 心がやさぐれたときに、ブレてしまいそうになる自分を連れ戻してくれる映画。 1人の人生が多くの人に影響を与えているとしたら、どんな人生でもあなどれない。 鑑賞後、思い返す名シーンも多い。 ◇地面に落ちたバスローブに声をかけるジョージ ◇結婚式の夜、空き家でパーティーのシルクハットのドアマン ◇天使の衣装が、妻のネグリジェ 伏線が効果的に使われていて、練られた脚本がとてもよかった。 『天使が翼をもらったときにベルが鳴る』 アメリカでは誰もが知ってる映画なのだそう。 今度はクリスマスシーズンに見たい。 |
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